諸星大二郎先生のBOX連載が終わり、モロロス症候群にあえぐ諸氏に朗報!
現在発売中のビッグコミック増刊号に、諸星大二郎劇場6『オリオンラジオの夜 ホテル・カリフォルニア』が載りました。
表紙。
タイトルページ。
前回はサイモン&ガーファンクルでしたが、今回はイーグルスです。
これもシリーズ化できそうな予感がします。
おまけ。
キング・クリムゾンですね〜♪(^o^)
諸星大二郎先生のBOX連載が終わり、モロロス症候群にあえぐ諸氏に朗報!
現在発売中のビッグコミック増刊号に、諸星大二郎劇場6『オリオンラジオの夜 ホテル・カリフォルニア』が載りました。
表紙。
タイトルページ。
前回はサイモン&ガーファンクルでしたが、今回はイーグルスです。
これもシリーズ化できそうな予感がします。
おまけ。
キング・クリムゾンですね〜♪(^o^)
今月のモーニングtwoに諸星大二郎先生の「BOX〜箱の中に何かいる」最終話が載りました。
表紙。
タイトルページ。
なんというか…。
私にはうまく説明できそうにありません。
光二くん、恵くん、神宮さん、そして、キョウコら主人公達は「箱」から脱出できました。
平和な日常に戻れました。
…いや。果たして、元の世界に戻れたのか?
微笑ましい世界みたいだからいいか♪
とにかく、約二年間の連載お疲れさまでした!
「箱」という空間での謎解きやサバイバルをメインストーリーにすえつつ、BL要素(実はラブコメ要素だった!騙されたっ!^^;)をアクセントにした人間関係というのは、これまでの諸星作品には珍しく毎回驚きとともに楽しませていただきました。
本当にお疲れさまでした!\(^o^)/
先生、「西遊筋」も昨年末に終わってたみたいなんで、
今ならモーニング系の「西遊記枠」空いてますゼ!
「西遊妖猿伝」の再開を楽しみにしています!
今回は諸星大二郎先生の1978年の短編「食事の時間」を紹介します。
沙村広明先生の「ハルシオン・ランチ」に出てきたので、原典を引っ張ってきました。
表紙。
タイトルページ。
とある上流家庭の破産。
父は自殺し、母は子を捨てるしかなかった。
子供はスラム街へ向かうが、貧民に襲われ、
追われていたところをスラムの少年に救われる。
アジトに行くと、
あっという間に服をむかれ、食べられてしまう。
なぜだー?!ってのはおいといて。
ここまで、流されるままの子供の名は折葉強(おりばつよし)。
賢明な皆さんはもうお気付きと思いますが、これってチャールズ・ディケンズの「オリバー・ツイスト」のパロディーなのでした。
スラムの少年「鈍助」は「ドジャー」、
アジトの親分「兵銀親分」は「フェイギン」、
「犀吉」は「サイクス」。
さて、清掃庁の「救民車」がスラムに食糧を運んでくる。
貧民たちが食糧に群がる。
(が、どう見てもゴミじゃん…)
絶望的な食糧危機に陥っていて、上流階級に優先的に食糧をまわし、その廃棄物を下層階級に処理させている、という設定なのでした。
貧民は生化省で「虫」と呼ばれる微生物を胃に植え付けられていて、ゴミでも消化できるようにさせられているとのことです。
犀吉・鈍助・折葉は生化省にしのびこみます。
そこでは役人たちが唾棄すべき人体実験の話をしていました。
それを耳にした犀吉は暴れ、機械を壊してしまいます。
生化省ビルの最上階のX線電子炉が爆発し、放射線がスラム中に撒き散らされてしまいました。
大量の放射線を浴びた貧民たちは、体内の微生物が突然変異を起こしてしまいます。
ここから先…。
諸星イズムがほとばしります。
暴走というか…。
ここから先は、諸星大二郎特選集「男たちの風景」でお楽しみ下さい。