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『遠い国から』

宇宙の様々な国を旅する男の物語。

わずかな日だまりを求める人々…

山肌にへばりついて生きる山の民…

ガラクタで飾り立てる人々…

ガラクタの町で死刑に遭遇。

囚人の全財産であるガラクタの重みで床が抜けることで、死刑が執行される。
様々な国の様々な事物を目撃していくわけだが…
それが淡々と語られていく。
で、それがまた味わい深い余韻を残す…。
本作は単行本「諸星大二郎特選集・第三集・遠い世界」に収録されています。
単行本では冒頭のシーンがカラーになっているので必見です。
本作はシリーズ化され特に『カオカオ様が通る』が注目を集めていますが、どちらかというと本作の方が私は好きです。
この作品の淡々としたとぼけた感じは panpanya 先生の作品の感じにも似ていると思います。