黒石島殺人事件(1982/11/09 Weekly漫画アクション増刊 スーパーフィクション)

今回紹介する諸星大二郎先生の作品は、1982年の漫画アクション増刊に掲載された『黒石島殺人事件』。

f:id:bunji2:20160107003601j:image
表紙。河合奈保子かな。

f:id:bunji2:20160107003635j:image
タイトルページ。
部分的に自粛。

f:id:bunji2:20160107003724j:image
本土から離れた孤島、黒石島で殺人事件が起きた。
被害者は幸枝という若い女性らしい。

f:id:bunji2:20160107004016j:image
刑事が捜査に乗り出す。
事件以来、姿を見せない佐吉という男が怪しい。

f:id:bunji2:20160107004133j:image
遺体は腐乱しかけていたため、
既に埋葬されていた。

f:id:bunji2:20160107004220j:image
刑事は違和感をおぼえた。
が、原因がわからない…。

f:id:bunji2:20160107004305j:image
だが、幸枝と佐吉はかけおちして島を離れていた!
被害者は幸枝ではなかった!

f:id:bunji2:20160107004524j:image
そして、黒石島に台風が接近…。
捜査の顛末や如何に?!

本作は単行本「ぼくとフリオと校庭で」に収録されています。

諸星作品では珍しくホラーやSFではなく、サスペンス作品となっています。

少々ネタバレですが、閉鎖的な島社会での共同幻想を描いていて、それが読後の恐怖や気持ち悪さををかもし出しています。

珍しい作風ということもあり、強く印象に残る作品です。