今回紹介する諸星大二郎先生の作品は、1979年の『ダオナン』。『マッドメン』に代表されるアフリカ系の作品。
…あ、マッドメンはニューギニアで、アフリカではないですね。Σ(´∀`;)
表紙。
タイトルページ。
ブッシュマンのダオナンは、獲物を三日間追跡していた。
ついに、自分の矢の刺さった獲物を見つけた。
だが、そこには得体の知れない生物がいた。
獲物の解体をはじめる。
律儀にも謎の生物にわけまえをわたすダオナン。
肉を軽くさせるため、細かく切って乾燥させる。
仲間のもとへ向かう。
なぜか、謎の生物がついてくる。
道中、水をわけあったり、ハイエナやライオンに遭遇したりして、謎の生物と交流を深めるダオナンだった…。
原始的な生活を営むブッシュマンにとって、白人も宇宙人も、同じような接し方ができてしまうんだろうなってのが、面白いと感じました。
本作は単行本「特選集・第三集・遠い世界」に収録されています。