西遊妖猿伝・火焔山の章・第11回

諸星大二郎先生の西遊妖猿伝モーニング・ツー八月号に掲載されました。

 

前回から4ヶ月ぶりでした。長かったー。

 

表紙。

f:id:bunji2:20200622194439j:image

 

タイトルページ。

f:id:bunji2:20200622194456j:image

 

火焔山の孤児と牛魔王にソグド兵が迫ります。f:id:bunji2:20200622194526j:image

 

高昌城では、ソグド兵が攻めたことを悟空が遅れて知る。

f:id:bunji2:20200622194547j:image

 

トルークシュに事態を聞きに出かけるが、不在だった。

f:id:bunji2:20200622194612j:image

 

ついでに見世物小屋で見かけたサソリ女に会いに出かける。

f:id:bunji2:20200622194629j:image

 

同じ頃、ゾロアスター教のアシャイバンダクも高昌城に来ていた。

f:id:bunji2:20200622194649j:image

 

ストーリーは進みつつあります。

 

何かが起きている。

 

でもそれはまた次回のお楽しみ。

 

総特集・星野之宣・デビュー45周年

文藝別冊の「総特集・星野之宣・デビュー45周年」が出ました。

発売当日に星野之宣先生や諸星大二郎先生の新刊が店頭に並ぶ事で定評のある、吉祥寺のブックス・ルーエで購入。

 

表紙。


f:id:bunji2:20200522190535j:image

 

目次。


f:id:bunji2:20200522190554j:image

 

読み応えのあるインタビュー。f:id:bunji2:20200522191038j:image

星野先生の本棚も実に興味深いです。

 

特別寄稿の先生方もスゴイメンツがそろってます。

 

そして特にスゴイのが、諸星先生との書き下ろし合作マンガ!


f:id:bunji2:20200522190749j:image

稗田礼二郎と宗像教授が夢の共演ですよ!?


f:id:bunji2:20200523072517j:image

たまらない。

 

ファンが選ぶ名シーン。

ベストオブベストが「妖女伝説」の「月夢」!
f:id:bunji2:20200522191128j:image

 

加門七海先生の寄稿も面白い。

 

あと、イリヤッドの魚戸先生がかつて星野先生のアシやってた話とかも面白いです。

 

星野先生といえば、SFものや伝奇もののイメージが強いんですけど、人生の悲哀や男女の機微も描いてるところもたまらなく好きです。

 

さて、一昨年でた諸星先生の総特集と並べてみました。

f:id:bunji2:20200522191908j:image

 

あれっ。そういえば1986年にもおふた方ともムック本出してました。


f:id:bunji2:20200522192121j:image

左:星野之宣・イラスト集・STARFIELD

右:諸星大二郎西遊妖猿伝の世界

 

全部並べてみました。

f:id:bunji2:20200522192428j:image

 

 

bunji2.hatenablog.com

 

諸星大二郎劇場19 星童

 

諸星大二郎先生の新作が現在発売中のビッグコミック増刊号に掲載されました。


表紙。


f:id:bunji2:20200516131039j:image

タイトルページ。


f:id:bunji2:20200516131048j:image

タイトルは「星童」。

 

以前、前後編の2回にわたって掲載された「月童」のその後です。

 

清の時代。

 

月童(ユエトン)という少年と星童(シントン)という人形の話。


f:id:bunji2:20200516131059j:image

主人公の姚兆明は月童を愛していました。


f:id:bunji2:20200516131118j:image

しかし月童と星童は人間と人形でありながら、時々入れ替わるのでした。


f:id:bunji2:20200516131133j:image

 

さて、主人公は郷試(どうやら科挙のようなものみたいです)を受けることになります。星童の能力でカンニングをしようとしますが…。

 

まさか月童の物語のその後が読めるとは思わなかったので嬉しい限りです。

 

月童も不吉なその後を暗示していましたが、やはり主人公は身を持ち崩してしまうことになります(あ、ネタバレでした(^o^;))。

 

なんというか、今も少年と人形がそのままの姿でどこかにいるのではないか。そんなことを想像してしまう、物語でした。

 

そして月童と星童は他にもいて、それはしろがねとよばれ…なんてことはないですね(藤田和日郎先生すんません)。

 

次は7月17日の8月増刊号です。

 

bunji2.hatenablog.com

 

 

bunji2.hatenablog.com

 

西遊妖猿伝・火焔山の章・第十回

諸星大二郎先生の西遊妖猿伝モーニング・ツー五月号に掲載されました。

 

表紙。


f:id:bunji2:20200321162721j:image

タイトルページ。


f:id:bunji2:20200321162731j:image

異変は農村から始まった。


f:id:bunji2:20200321162741j:image

地下の用水路からの水が涸れたという。

化け物が地下の水路を塞いでいた。


f:id:bunji2:20200321162754j:image

前回のアマルカのしわざと思われます。


場面変わって、ヴァンダカ率いるソクド兵は火焔山に巣食う牛魔王と孤児の一団を一掃しようとしていました。


f:id:bunji2:20200321162822j:image


f:id:bunji2:20200321162833j:image

ジュンマイは孤児のリーダーのカシュラートに、
ソグド兵が攻めてきていることを伝えます。


f:id:bunji2:20200321162842j:image

 

また来月が楽しみです♪

 

 

 

 

西遊妖猿伝・火焔山の章・第九回

諸星大二郎先生の西遊妖猿伝モーニング・ツー四月号に掲載されました。

 

表紙。


f:id:bunji2:20200225190339j:image

 

タイトルページ。


f:id:bunji2:20200225190349j:image

 

岩窟寺院を訪れた玄奘一行。


f:id:bunji2:20200225190409j:image

玄奘は仏教に取り組む修行僧の姿に感銘を受けていた。


ここで壁画から仏が浮き出すという怪異が。


f:id:bunji2:20200225190430j:image

どうも悟空にしか見えていないらしい。

 

同じ頃、アムとハルは高昌国のゾロアスター寺院に到着。アシャイバンダクと合流。

 


f:id:bunji2:20200225190447j:image

 

ここでも聖なる火が異変を察知していた。


f:id:bunji2:20200225190459j:image

 

そして、羊力大仙、アマルカ、虎力大仙、の闇の面々の登場。


f:id:bunji2:20200225190513j:image

何か罠を巡らしている様子です。

 

これで主要な登場人物がそろった感じですね。

大きく物語は動き始めることでしょう。

 

高昌国の玉面公主、トルクーシュク、ヴァンダカ、サソリ女、火焔山に潜む牛魔王と孤児の一団。


どんな絡みを見せるのでしょうか。


目が離せません。

 

 

 

諸星大二郎劇場18 アームレス

諸星大二郎先生の新作が現在発売中のビッグコミック増刊号に掲載されました。

 

表紙。


f:id:bunji2:20200217195105j:image

 

タイトルページ。


f:id:bunji2:20200217195114j:image

 

遠い未来のお話。

その、手のないアンドロイドは「アームレス」と呼ばれていた。


f:id:bunji2:20200217195127j:image

 

腕がなく、細かい作業ができない。


f:id:bunji2:20200217195139j:image

いや。腕はあるにはあるのだが下手に動かすと「変形」(トランスフォーメーション)が起きてしまう。


f:id:bunji2:20200217195153j:image

 

なんと彼女はロストテクノロジーで作られていた。しかし昔の記憶が失われているため、自分の機能の使い方がわからない。

 

不意のトランスフォーメーションにより事故を起こしてきたという。

 

そんなおり、彼女のいるキャラバンが武装強盗団に襲われ…。

 

 

前々回・前回が中国風の物語でしたが、今回は未来ものでした。

 

そして主人公は、人類ではなくアンドロイド。

そしてアンドロイドの自分探しがメインストーリーになっているという構造は「未来歳時記・バイオの黙示録」の案山子に似ています。

 

孤高のアンドロイド「アームレス」はどこへ向かうのか。次回作が楽しみです。

 

次は5月16日の6月増刊号です。

西遊妖猿伝・火焔山の章・第八回

諸星大二郎先生の西遊妖猿伝モーニング・ツー3月号に掲載されました。

 

表紙。


f:id:bunji2:20200122194415j:image

タイトルページ。


f:id:bunji2:20200122194425j:image

 

悟空はお姫様に手をかけたと警護役に勘違いされます。

f:id:bunji2:20200122194441j:image

特殊な武器に手を焼きますが、いなします。


f:id:bunji2:20200122194451j:image

どうやら悟空の実力を見てみようとひと芝居うったようです。


f:id:bunji2:20200122194849j:image

玄奘はお后様の法話の相手が嫌で居留守を使いました。この嘘を通すために火焔山の北へ出掛けることになりました。

 

これは…あとで後悔するフラグが立ってしまったような気がします。


f:id:bunji2:20200122194520j:image

久しぶりにゾロアスター教徒のハル・アムの双子に退魔犬のワユが登場です。

 

そろそろ物語が大きく動きそうですね。