表紙。
タイトルページ。2色カラー。
ある植民星。砂漠に囲まれた小さな町に住む若者。
鉱石を採掘・加工して、月一回訪れる宇宙船に積み込む…。
単調な日々に飽き飽きしていた。
工場をやめ、町を出る決意をする。
同じような思いを抱える仲間と、車で町からの脱出を図る。
しかし、車は燃やされ、
仲間は計画を諦めてしまう。
どうやら街ぐるみの妨害にあっているようだ…。
歩いて町を出ることになるが…。
本作品は単行本「ぼくとフリオと校庭で」に収録されています。
設定がどこかの星のお話なので、SF作品ということになりますが、閉鎖的な村社会の薄気味悪さや、逆らいがたい運命に翻弄される若者を描いています。