諸星大二郎原画展へ二回目の巡礼をしてきました。
諸星大二郎原画展では BOX 全話の扉絵の原稿が展示されています。
今回はBOXのコミックを持ち込んで原稿と比較してきました。第一話の扉絵や第22話のタイトル変更はコミック時にすぐに気がつきましたが、
それ以外にも細かいところで違いがありました。
原稿の諸星先生の手書きの記述が、コミック時にどうなっているか?
興味深いのではないでしょうか。
(なんて、そんな話はマニアしか興味ないんだろうなぁ)
第1話:扉絵がいろいろ書き換わっている。
光二くんのカケアミが薄めになっていたりとか。
第8話:原稿では「みつけて下さい」の表記が、コミックでは「見つけて下さい」に変更されている。
第10話:
原稿では「数字の点と「いろは」の点を結んだ線で山折り、谷折りをして」の表記が、コミックでは「数字の点と「いろは」の点を結んだ線2本で山折りと谷折りをして」に変更されている。
第11話:原稿での記述
この絵は(BLっぽいという以外に)おかしなところがいくつかあります。探してみて下さい。
(右の光二くん)「なんだよこの絵はBLか?」
(左の神宮さん)「BLですね」
(左の惠くん)「わーBLだ!」
が、コミックでは「この絵には、おかしなところがいくつかあります。探してみてください。」
に変更されている。
第13話の最終ページ:原稿の「今回の」「トビラの」の表記が、コミックではそれぞれ「第13話の」「扉の」の表記に変更されている。
第15話:原稿の「神宮千恵子は何人いるでしょう?」の表記がコミックでは「神宮智恵子は何人いるでしょう?」に訂正されていた。
第16話:原稿の「この絵はどこが変でしょう?」の記述がコミックではカットされている。
第19話:原稿の「この絵にもいろいろ変なところがあります。」の記述がコミックではカットされている。
第20話:原稿には「天」「地」の表記がある。
第22話:原稿ではタイトルが「世はすべてこともなし」だったが、コミックでは「すべて世はこともなし」に変更されている。
モーニングtwo連載時はどうだったかは、暇を見つけて確認してみます。
さて、今回もグッズをゲットしてきました。
ヒグチユウコ先生のコラボTシャツ。
前回買わなくて後悔していました。
ヒグチ先生のボリスがカワイイです♪
大増補新版です。
特典のポストカードが欲しくて…。
二冊目を買ってしまいました。
幻獣神話展の図録。諸星先生の最近のイラスト作品が収録されています。
この他、BOXの間違い探しゲームに参加して、
ポストカードをもらいました。
「マッドメンの世界」のイベントのときのものでした。持ってなかったのでラッキーでした。
ところで、寺沢武一先生のコブラのイベントが中野でやってるそうですね。来週あたりのぞいてきます。
来月は八王子でエドワード・ゴーリー展があるし、八月は幻獣神話展とか荒木飛呂彦先生の原画展とかがあって、なかなか盛りだくさんです。