諸星大二郎先生の新刊が出ました!
「諸星大二郎短編集・彼方へ」
以下、本書の内容についてライトにふれておりますが、あくまで個人的な「宣伝」ということでご容赦下さい。このテキストで興味をひかれた方は買いましょう!(考えるな!感じろ!です)
本書は諸星先生のデビュー作『ジュンコ・恐喝』、単行本未収録作品、最近の単行本に描きおろされた短編作品だけをまとめてしてしまうというなかなか大胆な一冊です!
原始世界風あり、異世界あり、鳥人系あり、中華風あり、ジャングル系あり、回文あり(?!)、ハロウィン系あり、社会派あり、と諸星先生の幅広い作風を堪能できます!
デビュー作『ジュンコ・恐喝』はそれが掲載されていた単行本「コンプレックス・シティ」(双葉社・1980年)が絶版で入手困難なこと、『神宮智恵子のハロウィン』(モーニング2017年11月16日号掲載)はまだ単行本未収録なこと、『鳥人の森』はそれが収録されてる短編集「幻妖館にようこそ」がクラファンで生産数が少なく高価で入手困難なこと、でなかなか読めない状況だったわけですが、本書によってリーチしやすくなっております。
マニア視点としては特選集「遠い世界」掲載時にはモノクロだった『繁殖』がカラーになっていることもポイントが高いです。
我が家のムックコーナーに並べてみました♪